「DEATH NOTE」に、また最近ハマっています。
夜神月のセルフトークは、よい見本になります。
夜神月が、
南空ナオミの名前を聞き出そうとするときのセルフトークは、
「もうそれしかない・・・僕ならできる」
この「僕にはできる」の感覚のことを自己効力感=エフィカシーと言います。
コーチングでは、「ゴール達成能力に対する現在の自己評価」と、定義されます。
私にはゴールを達成する能力はない、私はゴールを達成する能力を持っている、
というような、自己評価のことです。
この自己効力感を高める方法は、心理学的には4つ提唱されています。
1 成功体験
2 代理体験
他人の成功体験を見聞きすること。
3 言語的説得
セルフトークのコントロールのこと。
4 情動的喚起
生理的な反応の変化を体験してみること。
細かい説明は、他のブログに任せたいと思いますが、
これらは結局は、「ゴール達成状態のリアリティを上げる方法」です。
自分がゴールを達成している状態を、リアルに感じれば感じるほど、
自己効力感は高まるわけです。
この本質を捉えておくことで、セルフトークのコントロールのより効果的な使い方が分かります。
つまり、セルフトークのコントロールは、ゴール側のセルフイメージのリアリティを高めるための技術なのです。
ですから、大切なことはリアリティが上がっているかどうか、です。
「僕にはできる」と言いながら、頭の中ではできない状態を想像していたら、
セルフトークは効かないということです。
冒頭で書いた夜神月は、
「僕ならできる」と言ったとき、頭の中では成功したイメージをリアルに感じていたはずです。
まるで今ここで起きているかのような感覚で、その光景を感じていたはずです。
このような感覚を持つために、セルフトークのコントロールをします。
ですから、ただ言葉を変えるだけでは足りません。
セルフトークをするときは、その言葉が呼び起こすイメージや、情動にも注意を払ってください。
そして、そのイメージや情動が、ゴール側のセルフイメージのリアリティを上げることにつながっているかどうかを、チェックしましょう。
参考記事